かなり長いセリフリクエストですが、
何卒よろしくお願い致します。
「──あれ?
お前さん、こんなところで踞(うずくま)って、
どうしたんだい?
……ははあ~ん?
さては何かに打ちのめされて、
落ち込んでるな~?
────隣、座るよ……いいかい?
──よっ……とぉ。
で、いったいぜんたいどうしたってんだい?
そんな暗い顔しちまってさ。
ははあ……“もう何も無い”……ねぇ。
……大事なモノを失くしたのかい?
そいつはつらいよなぁ~……。
……良かったら、これ飲むかい?
ウチでつくってるジュースでね……
──って、いけねぇ!
自己紹介が遅れちまったね!
人世巡って人助け……
人呼んで、霊屋一夜一世……
以後お見知り置きを。
──なんてね。
そこのボロ事務所で社長をやってる
一夜一世っていうんだ。
こう見えてすごいんだぞ?
……この世の中はさ、
色んな念が渦巻いてやがる。
それは、決していいモノばかりじゃなくて……
むしろ苦しみにまみれた“怨念”ってやつが、
たくさん溢(あふ)れてんだ……
今のお前さんみたいにね……。
……私はね、そいつ晴らしたいたいんだ。
私の活動で、
そういう怨念の一切合切(いっさいがっさい)を、
少しでも無くせたらいいと思ってる。
そして、この暗ぼったい夜の世界をいつか……
──っと……一人で話し過ぎちまったね。
だから……なんていうか、さ……
お前さんが今、行き詰まってるなら……
その……良かったら、ウチにこないかい?
自分で言うのもなんだが、
私と一緒に居ると、楽しいと思うぞ!
そうやって踞ってるよりかは、
いっとうマシな生活が待ってる。
私がそうさせてみせる!
……いやぁ、なんだかほっとくなくてさ。
そういう性分(しょうぶん)なんだ。
……おっ!そうかい、来てみるかい!
とっても嬉しいよ!
なら、これから早速事務所に帰ろうか。
そ~ら、こっちだよっ!
私についてきなぁ!
──そうだ、先にこいつを言って置かないとね。
これからよろしくな!
──ようこそ、 屋霊事務所へ! 」
以上です。
だいぶ切り詰めましたが、
社長と名も無き霊の出会い、
みたいな感じを考えて依頼してみました。
お忙しいとは思いますが、
改めてどうかよろしくお願い致します。